株式の買い取り請求

 上場していない同族会社の場合、株を持っていてもなかなかお金に変えることができない。持ち株数が2割程度であれば、会社の経営に大きな影響を与えないからである。
 このような場合には、株主であるから株主としての権利の行使をしてみると、現在の経営者側も、購入せざるを得ないことになる。
 経営内容を調査して、適正な手続きを経ないで退職金を出しているとか、身内への貸し付けの回収を怠っているような場合には、取締役への代表訴訟が可能であり、その結果として株式の譲渡も容易になる場合がある。
 何もしないと、経営者側は何も動いてくれない場合がある。
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# by bengosi-iyo | 2014-04-29 21:01

勝訴の報告

 本日、最高裁判所から、相手方が申し立てていた上告受理の申し立てを認めないという決定書が送付されてきた。
 これにより、神社の宮司が神社のお金を不正に使用していた事実が確定し、145万円を返済することになった。
 高等裁判所での手続きミスのために、最高裁判所で1年5ヶ月待たされた。
 
 平気で嘘をつく神社の宮司と、嘘とわかっていてもそれをあえて主張する弁護士、 情けなくなる事件である。 
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# by bengosi-iyo | 2013-08-30 19:50

日本のマスコミの評価

 今日の日経新聞によれば、各国の記者へのアンケートを元に毎年発表される「報道の自由度世界ランキング」というので、日本の評価は2年続きで急落し、53位になったそうである。南アフリカ共和国の1ランク下。
 原発事故の報道などについての世界の記者の見方と、日本のマスコミの見方にはかなりの差があるようだ。「風評被害」ということから、本来伝えるべき放射能の危険性や状況について正確に伝えていないということなのか。
 日経の筆者は、「そもそもこのランキングがあまり報道されないこと自体に報道のタブーを感じる。」と述べている。
 情報の受け手である我々は、偏した質の悪い情報を受け取っていることになる。
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# by bengosi-iyo | 2013-07-15 19:36

中坊公平先生 逝く

 中坊先生が、5月3日の憲法記念の日に83歳で亡くなった。

 ここ半年間悩んでいたことがあった。南予の離島補助に関して、年間1億5000万円を超える補助金の支出に不正があるのではないか、ということで、住民訴訟が行われている。この訴訟は東京の若い弁護士が行っているが、地元であるので、、自分が原告の代理人として名前を出すのかどうかということであった。
 顧問会社が嫌な顔をして顧問契約を打ち切ってくるのではないかとか、一人の事務所であれば良いが、複数の弁護士のいる事務所なのでほかの人に迷惑をかけるのではないか、と思って、名前を出すのをやめていた。
 しかし、このような中途半端なことでは、住民訴訟をしている若い弁護士に申し訳ないと思い、名前を出して訴訟を行うことにした。この決断をする際に、中坊先生のことを思い出した。
 中坊先生が森永ヒ素ミルク事件の弁護団長を引き受ける際、共産党と思われたり、顧問会社を失うことになるのではないかと思って、弁護士であった父親に相談した。父親は、「おまえをそのような情けない男に育てた覚えはない。」と言って叱ったそうである。
 
 私の次男には、中坊先生と同じ「公平」という名前をつけた。
 
 先生の人懐っこい、笑い顔を思い出す。
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# by bengosi-iyo | 2013-05-06 10:06

湖への飛び込みの慣例と大学の責任

 大学のサークルの合宿で、湖に飛び込んで学生が2名水死したという。かなりの人数が飛び込みをしており、それが慣例になっていたとすれば、大学の民事上の責任が生じる。
 入学早々であれば、事態を把握しないで飛び込む新入生もいる。時期を考えれば、水温はかなり低いはずである。飛び込みが慣例化していたのであれば、大学は把握していたか、もしくは把握できるような状況にいなければならない。とすれば、把握していなかった大学に管理責任が生じる。
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# by bengosi-iyo | 2013-05-04 21:46